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2011年3月3日木曜日

GDC2011のコードネームNGPパネルのスライドより ゲームで使えるCPUコアは三つなど



 GDC2011で行われたPSP関連のスライドに書かれていた事から読み取れる物を見ていこうと思います。
 内容は割と適当です。

 ●概要
・スーパーオーバルデザイン
・ちょっとPSPより大きい

 ●画面
・携帯ゲーム機として最大かつ最高の解像度、3/1現在
・5インチの有機EL
・非常に高い色再現性
・高いコントラスト
・解像度はPSPの四倍

 ●ボタン類
・PSPと同じデジタルボタン数
・アナログスティックを左右に。アナログパッドよりも感触が良い

 ●モーションセンサー
・加速度センサーとジャイロスコープ

 ●タッチパネル
・両面タッチパッド
・高解像度、マルチタッチ対応

 ●カメラ
・両面カメラ
・60fpsのフレームレートに対応し、高感度
・ゲームプレイの為のカメラ

 ●メモリーカード
・ゲームカードは2GBもしくは4GB
・書き換え可能なメモリーカードを基本とする(5-10%をセーブデータやパッチ用等の領域としてリザーブ)
 2GB-4GBでこの表現なので、200MBがリザーブされるという事かも。

・ゲームカード以外のメモリーカードは大容量でダウンロードしたコンテンツを入れるのに対応?
・スロットは両対応?

 ●WiFiと3Gモデル/Wi-Fiモデル
・現在最終検討中
・GPS搭載
・Wi-FiのみモデルはSkyhook位置情報サービスで位置を特定

 ●ハードウェア
・CPUはArm9クアッド
・高性能32ビットコア
・アドバンスド分岐予測
・コア間のキャッシュコヒーレンシー
・NEON integerとSIMD浮動小数点計算エンジン

・GPUはPowerVR SGX543MP4+
・マルチコアのGPU
・負荷均一化機能?
・タイルベースレンダリング

・メディア再生用の専用回路搭載

 ●開発キット
・単体で独立している。
・PSP用のキットはユニットが二つに分かれていた
・NGP用のキットは一ユニットで完結し、市販品に近い
 ロケーションベースのサービスとモーションセンサーのテストの為。

 ●開発ソフト
・Windows上のVisual Studio IDEを使用
・グラフィックとCPU/メモリのパフォーマンスチューニングが可能

 ●プラットホーム比較:画面
・PSPは480*272、NGPは960*544、PS3は1280*720と紹介
・NGPはMSAAのアンチエイリアスを行い、ピクセルは非常に小さいので見た目は凄い

 ●容量
・PS3は多くのゲームが9GB未満
・ゲームカードは2GBもしくは4GB

 ●CPU
・PSPはシングルコア
・PS3はPPUと6つのSPU
・NGPは4つの同一コア
- 内アプリケーションが使えるのは三つ(一つはOS用?)
- ゲーム機やPCのアーキテクチャに似ている

 ●メインメモリ
・PSPより沢山積んでいる
・PS3に近いメモリ量

 ●グラフィック
・PSPはOpenGL1.2
・NGPはPS3と同じシェーダーが使用可能
- シェーダーはPS3やPCに近い

 ●グラフィックメモリ
・PSPより沢山積んでいる
・テクスチャー、頂点データはメインメモリにも置ける。PS3と同じく

 ●動作周波数
・NGPは持ち運ぶ物でバッテリー稼働時間も重要だし、PS3よりは低い

 ●接続性
・発売から色々簡単に繋げる

 ●開発
・AAAゲームからミニゲームまで、多様なタイトルをサポートする計画
・大型タイトルではPS3/Xboxの素材が流用可能。移植も簡単
・入力デバイスと接続性での差別化が図れる

 ●要約
・NGPはPS3やPCに近く色々ノウハウが使い回せる
・ワイヤレス接続は発売日から使える

 ●ボタンとタッチ両搭載について
・どちらも良い所があるので両方積んだ

 ●ボタン
・タクタイルフィールがある
・正確かつ押した感触もあり
・回る、ジャンプ、リロードなどに使うと良いのでは

 ●タッチ操作
・ナビゲート操作とかに良い
・操作に対する物理的な反応は無い
・指が画面を遮る

 ●背面タッチ
・視界を遮らない
・見た目にどこに触れているかの表示が必要

 ●タッチジェスチャー
・タッチで可能な操作は色々
- タップ、ダブルタップ、タップ&ホールド、ドラッグ、ピンチ、回転、スクロールやズーム、選択など
・他の操作としては
- 背面パネルを叩いてしゃがむ、ズーム操作でしゃがみ込みに、ダブルタップでマップ表示、前面パネルを叩いて近接戦闘、ターゲット選択、武器選択などが考えられる
・マップのスクロールとかにも使える

 ●その他タッチ
・手の大きさは人によって違うのでテストを欠かさずに
・左利きの人向けのセッティングも考慮しよう

 ●ボタンとタッチの相乗効果
・色々使えるかも
・あとモーションコントロールもあるよ

 ●その他
・二つのカメラと一つのマイク
- 周辺機器の追加無しで使える

 ●パッシブカメラ
・プレイヤーの顔をゲーム中に使ったり、プレイヤーの反応をリプレイに入れたり出来る
・顔を取り込んでそれをぼこぼこにしていくダメージ表現も
・プレイヤーの顔入りリプレイをyoutubeに上げたりも
・LBPでテクスチャを取り込んで使用する事も

 ●アクティブカメラ
・マーカーを追跡
・ARでの利用
・顔認識/追跡
・人の顔、目鼻口を認識して追跡する事が可能
- 暗い場所だと無理

 ●ソーシャルサービス等
・発売日から使える

 ●Near
・近くに誰がいるか、どのゲームをプレイしているかが分かる
・ギフトや宝探しゲーム(発売後実装)も出来る
・付近のプレイヤーの情報を得る(発売後実装)

 ●まとめ
・これまでで最高のハードウェア
・最高の画面
・豪華インターフェイス
・接続性とソーシャル機能

 The Power is now in your hands

 途中かなり省略していますが、CPUは1コアがOS占有であると明言されたのが新情報ですね。
 他には音楽や映像再生用の固定回路があるとも書かれていますが、これはPSPからありますし。
 CPUとGPUの詳細は、もう今後も明かされそうにないですね。その内非公式な物は出てくると思いますが。

 ボタンのタクタイルフィール(途中に軽く引っかかりがある)というのはどんな感じなんでしょうね。PSPgoのプチプチボタンはあまり評判が良くないですが、良い感触の物になっていると良いんですが。
 アナログスティックについては相変わらずよく分かりませんが、結局押し込みボタンはあるのか無いのか…



 こちらは、分かりにくいですが恐竜を見上げるARデモの様子です。

・ joystiq: Sony Next Generation Portable (NGP) GDC panel


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