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2011年3月1日火曜日

F1161 PS3 「人喰いの大鷲トリコ」[SCE] 上田氏インタビュー

 ◆概要等

・2011年発売予定
・画面写真の紹介他、「ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン」の上田文人氏のインタビューも
 上田氏がSCE退社したとかゲハで無責任な事を言っていた人は恥を知って下さいね。無理なら輝いて下さい(頭皮が)。

・最初の2ページの画面写真は暗い場所に光が差し込む物が主体。トリコが繋がれていた場面のような場所で、鎖や石畳?、土が見えている周囲が閉ざされた室内に、上方から一条の陽光が差し込んでいる
 トリコの頭に光が当たっている場面あり。画面写真を見るとライティングはかなりハイレベルそう。

・次のページでは、「遺跡のような場所」を進む少年の画面写真が二枚。トリコが進めないような場所で、炎の灯りが揺らめいているとの事

・次のページも最初の二ページと同じ場面のようだが、ぐっすり寝ているトリコにゆっくり近づこうとしている少年、というキャプションも

・デモプレイで目にしたのは「予想を大きく上回る、リアリティーを超えたリアル」
 秀逸なレベルデザインに期待が高まる一方、とも。

・画面写真では鎖を登る少年の物もあるが、少年は多彩なアクションを行えるらしい。トリコを呼ぶ、撫でる、物を掴む、よじ登る…など


 ◆上田文人氏インタビュー
 ディレクター、ゲームデザインの上田氏へのインタビューより。

・今回見せる物はデモプレイ用に制作した物で、ゲーム本編とは異なるシチュエーションになっている。まずゲームをスタートさせると目の前にトリコがいるが、少年とトリコのコミュニケーションが足りないのでトリコはすぐに寝てしまうwトリコの好きな物を目の前に置くと、匂いをかいだり鼻が動いたり。樽はトリコの好物として、少年とトリコがコミュニケーションを取る切っ掛けの一つという存在。トリコは自律して動くので、樽や草、小動物など興味のある物に自分で近づいていく

・トリコは何でも食べる訳ではなく、嫌いな物を食べるとはき出してしまう。次に進む為に、デザインの異なる煙が出ている壺を投げると、それにトリコが興味を持って近づいていく。そのトリコの背中を登って二階に行く事が出来るが、これはワンダと巨像の変形コリジョンを使っている

・毛並みの表現はまだ足りていない所かもしれないが、毛深い部分とそうでない部分がある。二階には鎧を着た見張りが居るので、見つからないように移動する。少年は戦えないので隠れて進む必要がある。見つかったらゲームオーバーという訳ではなく、少年は高い所に移動出来るが見張りは鎧が重くてそこには来られない。また走るのも少年の方が速いので逃げられる。少年は武器は持っていないが体当たりは出来、見張りの体勢を崩してその隙に逃げる事も出来る

・少年が見張りに捕まると連れて行かれてしまうが、その状態からでも脱出出来る。出来ずにある場所まで連れて行かれてしまうとゲームオーバー

・見張りは基本的に少年を捕まえようとするが、トリコが間にいるとトリコを攻撃する。少年には攻撃しないが捕まえようとする

・トリコの体力は、目に見えては無いが内部的にはある…かもしれないw

・トリコはお腹が空いていると食べ物に興味が行き、そうでないと遊ぶ物に興味が行く。トリコとの関係によって、プレイヤーによって違うトリコが見られるのではないか

・二階の奥のスイッチは、それを入れてトリコが居た所に戻る。この間もトリコは自律して動き、その習性を利用する事で扉が開いて先に進める。以上がデモプレイの内容



・このデモプレイで注目して欲しいのはトリコの細かいアクション。寝ている状態でも多くのリアクションがあり、足跡の大きさや周囲の音に対しての耳の動きや左右での違いなど

・ナレーションの言語は架空の物で、世界観に沿う形で入っている。ゲームプレイの為の補助的な表示は検討中で、まだ悩んでいる

・少年がトリコとコミュニケーションを重ねると、ゲームの進行は多少楽になる

・耳が壁にぶつかって跳ねるなどの動きはアニメーターが入れた物ではなく、物理エンジンで接触判定を行っている。他には鼻や皮膚など。筋肉はアニメーターが動かしているので、耳を立てたり伏せる事もある。猫の背中に触ると皮膚がぷくっと動くが、そういう物を再現出来ればと思う。触っている感じや柔らかい感じはワンダと巨像で出せなかったので、体温を感じさせる視覚表現を目指している

・気付きにくい部分だが、少年がトリコに掴まると皮膚がちょっと下がる。また、見張りと戦闘するとトリコは興奮する。ヒゲが前方を向いたり毛が逆立ったり目を見開いたりと。興奮したトリコをなだめるというやり取りも発生するが、単純に仲良くなって冒険、ではなくて神秘性は持たせていきたい

・建造物は広大かというと逆で、以下に狭く作るかに注力している。トリコは大きいので、空間を狭く作る事で頭を突っ込んだ時に耳が触れるなど、接触する部分が増えるという事。単純にステージを大きくしても効果的ではない。対照的に屋外は広大にしている。今回は見せられないが、狭い空間と広大な風景の差にも注目して欲しい

・高さは本作のコンセプトでもある。トリコがジャンプするという場面もあるので

・少年の動作は、壁の近くでは手を付いたり、トリコが来ると操作しなくても手を触れる、など。ゲーム中世界の存在感を出すには、キャラ自身がそのステージに対して「ここに壁がある」という演技をする必要がある。よじ登る時に手を着く、床に足が着くと石の音が聞こえるなど。世界が本当に存在していると思われる部分を積み上げる必要がある。キャラが自然に物に触れる事で、その世界が存在していると認識出来る。これまでずっとやりたかった部分。様々な物を入れ込みつつ制作を進めているので、発売を楽しみにして欲しい


 ●ICO HDプレイインプレッション
・HDで描き直されたICOはとても10年前のゲームとは思えない。オープニングはオリジナルを元に作り直されているので必見

 ●ワンダと巨像 HDプレイインプレッション
・3D表示で見る巨像はまさに圧巻。戦闘だけでなく、探索時も木々や霧が立体的に見えて圧倒的な臨場感を得られた。全体に3D映像との相性が非常にマッチした作品と言える

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