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2010年11月29日月曜日

F1148 PS3/360 「BINARY DOMAIN」 名越氏インタビュー

 詳細は不明12/1の17時からファミ通.comとセガ公式サイトで動画を配信する予定とのこと。


 ◆インタビュー
 総合プロデューサーを務める名越稔洋氏にインタビュー。

・龍が如く3を作っていた時からアイデアの基礎があった
・「龍が如く」シリーズはある程度ゲームファンに受け入れられたと考えている
・次に取り組むべきは何かと考えた時に、龍が如くシリーズを進化させるのは重要
・だがそれだけで良いのか、開発チームのスキルが向上するなどの中で、全く別のアプローチの作品にチャレンジしたいとの思いもあった

・動画は世界同時配信となるが、本作が世界を視野に入れている事は確か
・重要なコンセプトに高いドラマ性とアクションがあり、高い技術で世界に通用する作品となる事を目指している
・声を大にして言いたいのは、日本のスタジオが作る以上、日本のユーザーに背を向けた内容ではないという事

・日本のユーザーに楽しめる内容になるのは当然
・作品のベースを考えている時に、舞台を日本にするか海外にするかで海外スタッフとかなり揉めた
・海外スタッフには、世界を考えるなら舞台は海外にすべきという意見も強かったが、あくまでも日本にこだわった

・その理由は、作りたい作品がエネルギッシュで熱いSFだったから
・SFというとソリッドでクールなイメージがあるが、目指しているのは濃厚な人間ドラマ
・日本で生まれ育った以上、日本を舞台とした方がドラマを作りやすい
・世界を狙うからと設定や演出を全て海外向けにしては日本のスタッフが作る意味がないというのもある
・本作の主要キャストは外国の役者になるが、イベントシーンのカット割りや映像の調整は日本のスタッフ
・そういう意味では日本的な物と外国の感覚が合わさって面白い内容になるのではないかと思う

・作品の内容について言える事は現時点では多くない
・舞台は西暦2080年の東京
・物語の核となるのは人間とロボットの戦い
・何故戦う事になるのかはまたの機会に説明したいと思うが、世界の基幹産業がロボットになっていてロボットが人間の日常に深く浸透している時代という設定になっている

・2080年の東京は富裕層が生活する上層都市と、貧しい人々が住む下層都市に分かれているという設定
・下層都市は荒廃こそしているが、現代の東京とあまり変わらない町並みをイメージして貰えれば良い

・物語の根底は「命」についての問い
・世間では命を大事にとは言うが、昨今の情報化社会の中で嘘くさく聞こえるようになっている
・そもそも命とは何か、それを改めて問うのが大きなテーマ

・プレイヤーの敵となるロボットのAIをかつて無いレベルの性能に高めている
・また、オンラインプレイの面白さを追求する事に尽力している
・敵NPCのAIは世界最高水準を目指すべく日々研究を重ねていて、かなり面白い遊びを提供できると考えている

・AIは現行ハードで実現できる究極の物を目指しているので、従来の物とはかなり違った感触になると思う
・敵NPCとの高度な読み合いが楽しめる物を期待して欲しい
・オンラインはまだ詳しくは言えないが、他のプレイヤーとの結びつきがより強く感じられる内容になる予定

・面白いオンラインゲームに共通するのは、ある程度作り手が遊び方を提案した上でユーザー側にも十分に創意工夫の余地が残されている事だと考えている
・手法としては色々考えられるが、やりたいのはユーザーがオンライン上で取れる行動のバリエーションをもっともっと増やす事
・自由度が増す事で遊びの質が変わるのではないかと、今は必死になって仕組みを作っている

・最後は繰り返しになるが、作りたいのはあくまで人と人の絆が濃厚に感じられるドラマ
・本作のあらゆるシステムは、濃厚なドラマを表現する為の手法
・設定や手法は違うが、ユーザーへ熱いメッセージを投げかけたいというのは「龍が如く」と同じ
・熱いドラマを期待して欲しい
・また、「龍が如く」チームが築いてきた経験や自信がどこまで世界市場に通用するか、その結果を見届けて欲しい


・画面写真では、変更前のinFamous2の主人公みたいな人が突撃銃を発砲しているシーンなど
・ロボットは人型の物や蜘蛛っぽい物の画像がある




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