「テイルズオブ」を創るヒト。にて。
◆インタビュー
TOW3の大館隆司プロデューサーと、服部秀樹ディレクターにインタビュー。
大・OPムービーはファンの方に喜んで頂けるように造った
大・ムービーは沢山入っている印象を受けて貰う事を狙っているので、多いと思って貰えれば大成功。全体的には前作に比べて凄く増えているという訳ではない。演出は強化されている
服・演出が変わっているので前作との比較は出来ないと思うが、マザーシップタイトルと比べてもほぼ遜色ない分量のムービーは入っているので満足して貰えるレベルかと思う。当初予定していた分量では満足できず、プロダクションI.Gさんに積み増しをお願いした
大・今風の表現だと「盛って」いる
服・そのお陰で、プロジェクト後半になって資金をひっかき集める羽目になり泣いたｗ
大・オープニングムービーを歌うボーカルのMeさんが誰かは分かっていると思うが、Meさん側からこういう取り組みなら変わった事がしたいという事で、「Meでやりたい」という感じになった
大・フィーチャリングの切っ掛けはある日自転車に乗っている時に閃いた。お互い補完しあえる気がしてエイベックスにお願いしたら企画が通った。明らかにこのゲームのために作られた音楽だと分かって貰うにはこの組み合わせしかないなと。「テイルズオブ」シリーズを好きなユーザーさんに喜んで貰えるよう取り組んだ結果誕生したマイソロ3のみのスペシャルユニット
大・BACK-ONはマイソロ2から関わっているが、ゲームに音楽を提供する事に物凄く使命感を持っている。そこにMeさんが加わってかなり細かい作詞作業のやり取りが行われたようだ
服・歌詞は何度も作り直して貰った。歌詞が固まらないとアニメーション制作作業に入れないので、時間とも戦いつつ一生懸命取り組んで貰った
大・Meさんにとっても「テイルズオブ」の存在は凄い特別で、ちゃんとやりたいという思いから今の形が出来上がった。今回の曲は一番のお気に入りで、良い物が出来たと思う。
服・物語の流れは、「マイソロ3」の世界は「星晶（ホスチア）」というエネルギー鉱物で成り立っており、それで富める国と貧国があるという設定。そこで記憶が無く行く当てもない主人公がヒロインのカノンノに拾われ、彼女が所属するギルド、アドリビトムの仕事を手伝いつつ「テイルズオブ」のキャラ達と暮らす事になる。その中で星晶を巡る争いや、星晶採掘のせいで住処を追われた人々を目にする事になる
大・今作では星晶が一つのテーマとなっている。星晶は生活に欠かせない資源だが、枯渇した場所では土地が痩せたり生態系が変わったりして、そこに住む人たちの暮らしを脅かす。それを一般人は知らないが、大国の一部は知っているが目を瞑っている
服・大国は自分たちの為に星晶の採掘を止めないが、その影響を知った主人公達はそれが世界の危機に繋がると考える
大・だが、星晶は少しは無いと生活できないのでそこが葛藤する部分になる。それを何とか解決しようとするのが序盤の基本的な話になる。搾取される側では安易に神に救いを求める人もいて、その中で囁かれる「願いを叶える存在」がきな臭くなっていくが、それはゲームをプレイしてみて。オリジナルキャラクター（ラザリス）も登場する
追記：噂じゃなくて願いでした…
大・今回はキャラメイクはかなり細かく設定できる。また、ボイスで設定できる「ヒーローボイス」のゲストもなかなか凄い。前作はTOSのゼロス役でおなじみの小野坂さんにお願いしたが、ユーザーの皆さんからもっとボイスを増やしてという要望に応えて女性、男性共に10人以上の歴代キャラクターの方に声を演じて貰った。オリジナルとは違う感じの声を演じて貰ったので面白いと思う
服・ヒーローボイスはクリア後に利用できるグレードショップでボイスチェンジ可能になる
大・収録時は良い意味で自由に演じていた。例えば小野坂さんの場合は「じゃあ俺二枚目でいくよ」などとｗその場のノリで演じて貰ったので楽しみにして欲しい
大・お勧めのクエストは、「TOL」で登場したワンダーパン職人、ミミーのクエストがお勧め。船にいるセネルの元に手紙が届くが、それがミミーからの手紙で「荒野で待っているパン」的内容でｗで、セネル役の鈴村健一さんが実に嫌そうな感じで台詞を読んでくれたがｗ指定された場所に行くとミミーがいて特有のズレた会話をしてきて、レシピをくれて去っていく。クエストにも物語的要素がちょっとあり、原作を知っている人には嬉しいみたいな。個人的にこのクエストの時のセネルが好き。結構クールなキャラだが、何となく三枚目的な愛すべきセネル像になっているので
服・クエストは受注がカウンターだけでなく、船内の各キャラからも受けられるので、色々なキャラの所に行ってクエストを受けて欲しいと思う
大・クエストが発生する場所は船内の地図にアイコンが表示されてすぐ分かるようになっている。それを見てキャラ巡りをしてクエストを受けて欲しい。部屋割りがそれなりに楽しかったりもするので。各フロアを一瞬で移動できるショートカットも便利だと思う
服・お気に入りのメンバーは、TOGのメンバーだけアラウンドステップが出来るが、中でもソフィは格闘系で手数が多く、さくさく動くのでそういう意味ではグレイセスのメンバーが良いなと思う。基本的には色々なキャラを育てるやり方で進めるが、中でもグレイセスのキャラを仲間に入れた場合は使いやすいので無駄に動いてみたりするｗ
大・マイソロ3ではパーティー外のメンバーも自分に合わせて育ってくれるので、まんべんなくパーティに入れないと育たないという事は無いが、頻繁に入れ替えてしまう
服・レベル順にパーティを組んで一番低いキャラを育て、クエストが終わる毎に組み直すというｗ
大・使っていなかったキャラをパーティに入れても戦えるぐらいの強さにはなっている。気分によって今回は二刀流とか弓オンリーなどテーマを決めるので特定のパーティはいない。が、それで倒せない相手がいて困った時に必ず入れるのはイリア。自分の中での鉄板キャラで、パーティに入れて援護にしておくと敵の動きを止めつつ体力回復等もしてくれて、攻撃術も使える。だから困った時はイリア先生お願いしますという感じｗ他に意外に面白かったのはTOSラタトスクのキャラ。マイソロ3は割と2次元で戦う感じだが、エミルは空中コンボを決められるので立体的に戦える。のでジュディスとエミルを入れると、敵を打ち上げてそこで斬るという戦い方が出来る。という風に組む時にテーマを持つと良いと思う
大・カノンノのイメージの元となったのは銀河鉄道999のメーテル。その最後の台詞が強烈に頭の中に残っていて。カノンノという人物は「カノンノ」として現れるが、その世界にあった人格なりをもって登場するというイメージがあり、単一のキャラというよりそれぞれの世界のカノンノというふうにしたかった。このシリーズの考え方は、それぞれのキャラが暮らす世界があり、それを一つの世界に集める時に象徴として「世界樹」があるという認識。なので世界樹さえあればどのキャラがいてもおかしくない。そしてカノンノは世界樹の申し子であり、マイソロワールドの象徴でもある
大・カノンノ三人の歌は、折角だから関連CDにも入れようという話になった
服・関連CDに二曲、CDシングルの「テイルズオブ」盤に一曲
大・シングルでは平野綾さんが「with you」という曲を歌っていて、関連CDではキャラソングになっている。内の一曲は平野さんのソロで、もう一曲がカノンノ役の三人が歌う「Love Beat」という曲。三人が甲板で洗濯物を干しながら恋話をしている感じにしたいという話からふくらんでいって曲が出来た。エイベックスさんとの打ち合わせではイメージイラストを描き起こして見て貰い、そこから作曲して貰った。本当はゲーム内に挿入歌として入れたかったが、容量が目一杯だったので残念ながら実現できなかった。今回のサントラはゲームの一部だと思って取り組んでいるので、皆さんもゲームの延長と思って楽しんで貰えればと思う。BGMだけでなく、曲間に寸劇まで入っているので
大・初回特典のアイデアは色々な所からいただいた。「フィルム付きしおり」のフィルムは誰かしらキャラクターが映った物になっている。背景だけのようなシーンは外してあるので安心して欲しいｗ更に、平野さんと小野坂さん、ユーリ役の鳥海浩輔さんとアスベル役の櫻井孝宏さん、この四人のサインが入ったフィルムが計12枚だけ封入されている
大・マイソロに対してこうやりたい、という物は全て込めた。集大成のつもりで作っているので是非楽しんで欲しい
服・大館氏が広げた構成を実現して集大成にするという意気込みでやってきたので、ぜひ沢山のユーザーさんに買って楽しんで頂ければ、と思う
◆インタビュー
TOW3の大館隆司プロデューサーと、服部秀樹ディレクターにインタビュー。
大・OPムービーはファンの方に喜んで頂けるように造った
大・ムービーは沢山入っている印象を受けて貰う事を狙っているので、多いと思って貰えれば大成功。全体的には前作に比べて凄く増えているという訳ではない。演出は強化されている
服・演出が変わっているので前作との比較は出来ないと思うが、マザーシップタイトルと比べてもほぼ遜色ない分量のムービーは入っているので満足して貰えるレベルかと思う。当初予定していた分量では満足できず、プロダクションI.Gさんに積み増しをお願いした
大・今風の表現だと「盛って」いる
服・そのお陰で、プロジェクト後半になって資金をひっかき集める羽目になり泣いたｗ
大・オープニングムービーを歌うボーカルのMeさんが誰かは分かっていると思うが、Meさん側からこういう取り組みなら変わった事がしたいという事で、「Meでやりたい」という感じになった
大・フィーチャリングの切っ掛けはある日自転車に乗っている時に閃いた。お互い補完しあえる気がしてエイベックスにお願いしたら企画が通った。明らかにこのゲームのために作られた音楽だと分かって貰うにはこの組み合わせしかないなと。「テイルズオブ」シリーズを好きなユーザーさんに喜んで貰えるよう取り組んだ結果誕生したマイソロ3のみのスペシャルユニット
大・BACK-ONはマイソロ2から関わっているが、ゲームに音楽を提供する事に物凄く使命感を持っている。そこにMeさんが加わってかなり細かい作詞作業のやり取りが行われたようだ
服・歌詞は何度も作り直して貰った。歌詞が固まらないとアニメーション制作作業に入れないので、時間とも戦いつつ一生懸命取り組んで貰った
大・Meさんにとっても「テイルズオブ」の存在は凄い特別で、ちゃんとやりたいという思いから今の形が出来上がった。今回の曲は一番のお気に入りで、良い物が出来たと思う。
服・物語の流れは、「マイソロ3」の世界は「星晶（ホスチア）」というエネルギー鉱物で成り立っており、それで富める国と貧国があるという設定。そこで記憶が無く行く当てもない主人公がヒロインのカノンノに拾われ、彼女が所属するギルド、アドリビトムの仕事を手伝いつつ「テイルズオブ」のキャラ達と暮らす事になる。その中で星晶を巡る争いや、星晶採掘のせいで住処を追われた人々を目にする事になる
大・今作では星晶が一つのテーマとなっている。星晶は生活に欠かせない資源だが、枯渇した場所では土地が痩せたり生態系が変わったりして、そこに住む人たちの暮らしを脅かす。それを一般人は知らないが、大国の一部は知っているが目を瞑っている
服・大国は自分たちの為に星晶の採掘を止めないが、その影響を知った主人公達はそれが世界の危機に繋がると考える
大・だが、星晶は少しは無いと生活できないのでそこが葛藤する部分になる。それを何とか解決しようとするのが序盤の基本的な話になる。搾取される側では安易に神に救いを求める人もいて、その中で囁かれる「願いを叶える存在」がきな臭くなっていくが、それはゲームをプレイしてみて。オリジナルキャラクター（ラザリス）も登場する
追記：噂じゃなくて願いでした…
大・今回はキャラメイクはかなり細かく設定できる。また、ボイスで設定できる「ヒーローボイス」のゲストもなかなか凄い。前作はTOSのゼロス役でおなじみの小野坂さんにお願いしたが、ユーザーの皆さんからもっとボイスを増やしてという要望に応えて女性、男性共に10人以上の歴代キャラクターの方に声を演じて貰った。オリジナルとは違う感じの声を演じて貰ったので面白いと思う
服・ヒーローボイスはクリア後に利用できるグレードショップでボイスチェンジ可能になる
大・収録時は良い意味で自由に演じていた。例えば小野坂さんの場合は「じゃあ俺二枚目でいくよ」などとｗその場のノリで演じて貰ったので楽しみにして欲しい
大・お勧めのクエストは、「TOL」で登場したワンダーパン職人、ミミーのクエストがお勧め。船にいるセネルの元に手紙が届くが、それがミミーからの手紙で「荒野で待っているパン」的内容でｗで、セネル役の鈴村健一さんが実に嫌そうな感じで台詞を読んでくれたがｗ指定された場所に行くとミミーがいて特有のズレた会話をしてきて、レシピをくれて去っていく。クエストにも物語的要素がちょっとあり、原作を知っている人には嬉しいみたいな。個人的にこのクエストの時のセネルが好き。結構クールなキャラだが、何となく三枚目的な愛すべきセネル像になっているので
服・クエストは受注がカウンターだけでなく、船内の各キャラからも受けられるので、色々なキャラの所に行ってクエストを受けて欲しいと思う
大・クエストが発生する場所は船内の地図にアイコンが表示されてすぐ分かるようになっている。それを見てキャラ巡りをしてクエストを受けて欲しい。部屋割りがそれなりに楽しかったりもするので。各フロアを一瞬で移動できるショートカットも便利だと思う
服・お気に入りのメンバーは、TOGのメンバーだけアラウンドステップが出来るが、中でもソフィは格闘系で手数が多く、さくさく動くのでそういう意味ではグレイセスのメンバーが良いなと思う。基本的には色々なキャラを育てるやり方で進めるが、中でもグレイセスのキャラを仲間に入れた場合は使いやすいので無駄に動いてみたりするｗ
大・マイソロ3ではパーティー外のメンバーも自分に合わせて育ってくれるので、まんべんなくパーティに入れないと育たないという事は無いが、頻繁に入れ替えてしまう
服・レベル順にパーティを組んで一番低いキャラを育て、クエストが終わる毎に組み直すというｗ
大・使っていなかったキャラをパーティに入れても戦えるぐらいの強さにはなっている。気分によって今回は二刀流とか弓オンリーなどテーマを決めるので特定のパーティはいない。が、それで倒せない相手がいて困った時に必ず入れるのはイリア。自分の中での鉄板キャラで、パーティに入れて援護にしておくと敵の動きを止めつつ体力回復等もしてくれて、攻撃術も使える。だから困った時はイリア先生お願いしますという感じｗ他に意外に面白かったのはTOSラタトスクのキャラ。マイソロ3は割と2次元で戦う感じだが、エミルは空中コンボを決められるので立体的に戦える。のでジュディスとエミルを入れると、敵を打ち上げてそこで斬るという戦い方が出来る。という風に組む時にテーマを持つと良いと思う
大・カノンノのイメージの元となったのは銀河鉄道999のメーテル。その最後の台詞が強烈に頭の中に残っていて。カノンノという人物は「カノンノ」として現れるが、その世界にあった人格なりをもって登場するというイメージがあり、単一のキャラというよりそれぞれの世界のカノンノというふうにしたかった。このシリーズの考え方は、それぞれのキャラが暮らす世界があり、それを一つの世界に集める時に象徴として「世界樹」があるという認識。なので世界樹さえあればどのキャラがいてもおかしくない。そしてカノンノは世界樹の申し子であり、マイソロワールドの象徴でもある
大・カノンノ三人の歌は、折角だから関連CDにも入れようという話になった
服・関連CDに二曲、CDシングルの「テイルズオブ」盤に一曲
大・シングルでは平野綾さんが「with you」という曲を歌っていて、関連CDではキャラソングになっている。内の一曲は平野さんのソロで、もう一曲がカノンノ役の三人が歌う「Love Beat」という曲。三人が甲板で洗濯物を干しながら恋話をしている感じにしたいという話からふくらんでいって曲が出来た。エイベックスさんとの打ち合わせではイメージイラストを描き起こして見て貰い、そこから作曲して貰った。本当はゲーム内に挿入歌として入れたかったが、容量が目一杯だったので残念ながら実現できなかった。今回のサントラはゲームの一部だと思って取り組んでいるので、皆さんもゲームの延長と思って楽しんで貰えればと思う。BGMだけでなく、曲間に寸劇まで入っているので
大・初回特典のアイデアは色々な所からいただいた。「フィルム付きしおり」のフィルムは誰かしらキャラクターが映った物になっている。背景だけのようなシーンは外してあるので安心して欲しいｗ更に、平野さんと小野坂さん、ユーリ役の鳥海浩輔さんとアスベル役の櫻井孝宏さん、この四人のサインが入ったフィルムが計12枚だけ封入されている
大・マイソロに対してこうやりたい、という物は全て込めた。集大成のつもりで作っているので是非楽しんで欲しい
服・大館氏が広げた構成を実現して集大成にするという意気込みでやってきたので、ぜひ沢山のユーザーさんに買って楽しんで頂ければ、と思う
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